 山あいの渓流沿いにある柴石温泉郷 |
別府の温泉は、通称「別府八湯(べっぷはっとう)」と呼ばれる八箇所の温泉郷を中心に湧き出しています。 別府八湯は、別府(べっぷ)・鉄輪(かんなわ)・観海寺(かんかいじ)・明礬(みょうばん)・亀川(かめがわ)・柴石(しばせき)・堀田(ほりた)・浜脇(はまわき)と呼ばれる温泉郷で構成されています。(別府八湯の中に「別府温泉」あるのは判りにくいですね…)それぞれの温泉郷は特徴が異なっており、町なかから自然の中にある温泉地まで多様な楽しみ方が可能になります。
 国の重要無形文化財に登録された
湯の花製造に使われる「湯の花小屋」 |
別府の温泉の最大の特徴は、資源の豊富さにつきます。人が入浴できる温泉湧出量としては世界一(湧出量世界一はアメリカのイエローストーン国立公園)。質は世界中にある11種類のうち、放射能泉を除く10種類の泉質の温泉が湧いています。また、入浴法や温泉の活用法も多彩です。入浴法では古くは鎌倉時代までさかのぼる鉄輪温泉の蒸し湯、明治時代から人気の海岸にある砂湯、世界最大の露天泥湯などがあります。また、温泉の活用は地熱発電から明礬温泉郷の「湯の花」などの入浴剤製造、花を栽培する温室や暖房などにも活用されています。
 地域の共同温泉のひとつ
紙屋温泉 |
別府の温泉のもう一つの特徴は、住民の暮らしに密着していることです。市内には100箇所を超える共同湯があり、ほとんどの施設は一回100円以下で入浴を楽しむことができます。共同湯には常連さんがいて、湯船の中ではいる場所が決まっているなど、様々にユニークなエピソードがあるようです。そのようにまさに温泉の中に暮らしがあるというのが別府の特徴です。